[記事公開日] 2016/04/20
[最終更新日] 2018/06/24
2016/04/20 作成
2018/06/24 更新
私がライブやイベントに行き始めるようになって(2002年)からは考えられないくらいに規模も大きくなり、当然ながら参加するファンの数も膨大になりました。
以前から各所で言われてきていることではありますが、ライブ/イベント会場における最低限のマナーを振り返ってみたいと思います。
※勿論これは公式の見解ではありませんので、ここに書いたことを強要するようなつもりはありません。
- 会場近辺での「1・2・3・4・5・6・奈々~~!」コール
これはライブDVD/BDの特典映像等で演者の方々がやっているシーンがあるため、一体感を高めるためにやりたいという気持ちはわかります。ただ、やるなら場所を選んで欲しいというのが正直なところです。例えば、日本武道館のように完全な敷地内でやるならばまだ理解はできるのですが、横浜アリーナ等を始めとした、会場が公道に面しているところでやるのはいかがなものでしょうか?公道は一般の歩行者の方ももちろん居ます。車だって通ります。お店や病院、ホテルなどが近くにあるかもしれません。そうした場所で円陣組んで大声あげてる集団がいたらどう思われるでしょう。少なくともいい印象を与えることはないと思いませんか?奈々ちゃんは2009年の紅白初出場の辺りからは特に一般の方への知名度も急激に上がっています。TV等メディアへの露出機会も増えている中、そうした行動によって奈々ちゃん本人にも迷惑をかける可能性があるということを今一度考えてみましょう。
- 各種イベントでの三嶋さん(みっしー)に対する「章夫」コール
ファンクラブイベントや座長公演などの各種イベントにて、司会進行役としてトークなどでみんなを楽しませてくれているキングレコードの三嶋さん(みっしー)に対して「章夫」と呼び捨てる行為が蔓延しています。正直いつ頃からだったかは覚えていない(覚えている方がいらっしゃいましたら教えて下さい)ですが、明らかに三嶋さんに対して失礼だと感じています。いつも楽しいトークでみんなを笑わせてくれる三嶋さんですが、別に三嶋さんは芸人さんとかではありません。キングレコードの上席執行役員です。最初はちょっとしたおふざけのつもりだったのかもしれませんが、あれだけの人数で「章夫」「章夫」と連呼している姿は極めて異様に感じます。三嶋さんに関しては「みっしー」という愛称が昔からありますし、そろそろ「みっしー」に戻しませんか?
- 咲きクラップ
近年のライブ会場でよく目に(耳に)するこの行為。主にCメロのように曲のトーンが落ち着くタイミングで「パチーン!」と大きなクラップを行ったのちゆっくりと両腕を開いていく。個人的意見ではありますが、曲が落ち着いているこのタイミングでのあの行為は本当に迷惑行為以外の何物でもないと思います。あと、手の動きも大きいので他の人の視界を遮ることにもなります。さらに人によっては体を半分以上前に乗り出してきてやる人も居ます。まず危ないですし、普通に迷惑です。そう思う人が多かったのか、昨年(2015年)のLIVE ADVENTUREより開演前アナウンスにて咲きクラップの禁止が明言されましたね(「咲きクラップ」という言葉は使ってないですけど)。とりあえずこれにより少なくとも奈々ちゃんの現場においては咲きクラップは迷惑行為ということになったわけで、今後は撲滅していくと思われます。しかし、これで「良かった」と安易に考えるのはどうでしょうか。今まで奈々ちゃんの現場で録音・録画・撮影といったいわゆるテンプレ的な行為以外はほとんど表立って禁止とされているものはなかったと記憶しています。元々奈々ちゃん自身の「楽しみ方は人それぞれ」というスタンスがあったからこそ、運営サイドとしても過剰な取り締まりはしてこなかったのだと私は考えています。とは言え、今回はやはり運営の方々にとっても目に余ったのでしょう。このような対応となってしまったことを一ファンとしても恥ずかしく思います。10年前と比べればファンの数も爆発的に増え、いろんな人がいる中である程度の規制はしかたのないことかとも思いますが、こちら側でちょっと考えることでそういった規制は必要なくなるとも思っています。一度ついてしまった規制を取っ払うことは難しいかもしれませんが、これ以上不要な規制が増えて我々ももちろん奈々ちゃんも全力で楽しめなくなるような現場にはしたくありませんよね。ちょっとだけ、考えてみませんか?
- 観客主導によるイベント終演後の三本締め
奈々ちゃんに限らず、これも結構前から様々なライブ・イベント会場で恒例行事のように行われています。無事にライブ・イベントが終わってお疲れ様でした、って意味なんでしょうけど(実際そのように言ってますし)、そもそも『三本締め』の主旨を理解していない方が多いようです。Wikipediaからの引用 にはなりますが、『手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が行事が無事に終了したことを協力者に感謝することである。そのため来賓の場合、仮に音頭を取ることを依頼されたとしても断ることが筋である。』とあります。即ち、奈々ちゃんやチェリボのみなさんが主導するならばともかく、観客である我々が先陣きって行うものではないはずなのです。同じく声優である緒方恵美さんが以前 『Twitterで観客主導の三本締めを止めてくれと言った旨の詳細』 を語っておられましたがまさに緒方さんの仰る通りで、イベント主催者の方は終演後の余韻まで計算して演出を作られているのだと思います。それを一部の観客のエゴでぶち壊す権利などないと思いませんか?
これだけ浸透してしまったものを無くすには、それこそ緒方さんのように主催側からのNG宣言でもないと無くならないかとは思いますが、『賛同しない』という選択肢は取れると思います。
この考えに少しでも賛同していただける方がいらっしゃれば、ご協力いただければ幸いです。
ライブ/イベントに参加する目的の一つとして「自分が楽しむ」というのはもちろんあると思います。上述した通り「楽しみ方は人それぞれ」。それは決して間違った考え方ではありません。つまらない思いをするためにライブ/イベントに参加する人なんかきっと居ませんからね。
ただ、その「楽しむ」のは自分(若しくはその仲間内)だけでいいのでしょうか?自分が「楽しい」と思う行動に対して他の人達がどのように思うか、一度考えてみるのもいいかもしれません。
「自分たちが楽しむ」行為自体が他の人への迷惑行為の下に成り立っていい訳がありませんから。
もちろん私自身も例外ではありません。普段私の取っている行動が100%正しいなんて思っていませんし、改めなければいけないところもきっとあると思います。
みんながそれぞれほんの少しずつ周りを気にして気遣うだけでも、更に楽しく素晴らしい現場になると私は信じています。
※他に気になることがあったら改めて追記しようかと思います。
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